研究室見学を随時受け付けています.
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主な研究課題


 当研究室では,固体物質が高速または超高速で衝突するときに発生する強い応力波や衝撃波の伝播挙動やその際の固体の破壊現象を一つの主要な研究課題としています.主に,環境人にやさしい材料や構造について研究を行っています.

@ 宇宙ごみ(スペースデブリ)防御を目的とした超高速貫入現象の解明:
 宇宙環境では宇宙ゴミが問題となっています.人工衛星,宇宙ステーションなど(宇宙機)に対する超高速衝突の問題を対象として,1〜5 km/sで飛翔体を固体材料に衝突させた時のクレータ形成およびエジェクタの挙動を,実験により詳しく調べます.

A バイオマスプラスチックの力学特性の解明:
 地球環境保護の観点から「地球に優しい材料」の一つである「バイオマス(天然物質に由来した)プラスチック」が注目されています.しかし,力学的に未解明な点が多く,製品への応用があまり進んでいません.バイオマスプラスチックの力学特性を実験により詳しく調べ,衝撃特性に優れた材料の開発を目指します.

B 生体吸収材料の力学特性の解明および新素材の開発:
 ポリ乳酸は生体適合性・生体吸収性に優れ,整形外科や口腔外科において,骨固定材,縫合糸,再生用足場などに応用されています.ポリ乳酸の力学挙動を明らかにするとともに,強度や分解速度を向上させたポリ乳酸ベースのポリマーブレンドを作製し,その力学的特性を詳しく調べます.

C 介護用の褥瘡(床ずれ)予防クッションの開発と評価:
 枕などに発泡ビーズが使われているが,へたらずに使えるとか体圧が分散するといった性質に加え,触り心地などの感性や快適性が重要になっています.発泡ビーズの特長を活かし,高齢者の介護や看護の現場で問題になっている「高齢者の褥瘡予防」に役立つクッションを名古屋大学医学部と共同開発しています.病院での臨床試験の結果を踏まえ,昨年度までのクッションの改良および別の部位への応用を行います.

D アルミニウムハニカムを利用した衝撃吸収材の開発: 
 軽量な衝撃吸収材であるアルミニウムハニカムを利用し,歩行者にやさしいバンパーなど,弱者保護の衝撃吸収構造を研究しています.

E 粉粒体の高速衝撃現象の解明:
 JAXAの「はやぶさ計画」は終わったが,惑星表面へ隕石など異物質が衝突する際の現象,つまり粉粒体の動的な力学現象には未解明な点が多い.粒子の飛散挙動や粉粒体中の波の伝播について,離散要素法によるシミュレーションを行い,現象の解明を目指します.

F 粒子圧密体の力学:
 高性能の粉末冶金のため,高速圧縮成形により作製された圧密体の力学を調べ,粉末冶金の改良を試みています.

上記の研究の一部は,海外(スウェーデン,Luleå University of Technology や フランス, Ecole Nationale d'Ingenieurs de Metz)との共同研究です.